2019/07/20

ISCT西堀勉強会 Inter-disciplinary Study Club Tokyo

こんにちは さいたま市なると歯科院長の小林成人です。

ISCT西堀勉強会 Inter-disciplinary Study Club Tokyoに参加して来ました。


論文抄読1本目は  

Rethinking ferrule –a new approach to an
old dilemma
A. Jotkowitzand N. Samet2

2本目は

‘‘Ferrule Comes First. Post Is Second!’’ Fake News and Alternative Facts? A Systematic Review
Michael Naumann, DMD,Marc Schmitter, DMD,† Roland Frankenberger, DMD,and Gabriel Krastl, DMD§


フェルールとは歯肉の上に残存した歯質の1mm以上の厚みが2mm以上の長さが残っているかどうかを表す言葉で帯環効果とも言います。



そのフェルールを以下の5つに分類して、重要性を再考した論文でした。
歯肉の上に2mm歯が残っていると被せ物をしても予後はいいが、
2mmないとすぐ取れてしまったり、割れてしまうので長持ちしません。


a) Ferrule height
b) Ferrule width
c) Number of walls and ferrule location d) Type of tooth and the extent of lat-

eral loads
e) Type of post
f) Type of core material.





2mmのフェルールはとてもとても大切なんです。




2019/07/04

夜べん

こんにちは さいたま市なると歯科院長の小林成人です。

元勤務先の21時スタートの勉強会、夜べんに参加してきました。

開業前は川口市の歯科医院で勤務医をしていたのですが、

そちらの院内勉強会に参加させて頂いております。

歯科医師、歯科衛生士、歯科技工士がそれぞれの立場から

ディスカッションできるすばらしい勉強会になっております。

今回のケースプレゼンテーション一人目はN尾先生。

テンポラリーレストレーションの作製と知っておくべき知識 というテーマでした。

簡単にいうと仮歯についてです。



二人目は川口市ご開業で訪問診療に力を入れている、H田先生の嚥下障害についてでした。

在宅診療では噛めない方には入れ歯を作ることである程度咀嚼障害を改善できる

のですが、噛めても飲み込めない方もいらっしゃいます。

飲み込む筋肉が衰えているためにむせやすかったり、むせることもできずに

誤嚥を起こして、肺炎に移行してしまうため口からの栄養補給を禁止されていて、

食道や胃に直接チューブをつないでミキサー食を流し込む方もいます。

そういった方にそっと寄り添い、リハビリ訓練を行うことで、飲み込む力が向上し

チューブを外すことができた症例を提示していただきました。

嚥下障害は医科と歯科の境界線ですが、歯科でもどんどん介入が許されてきている

新しい分野です。

食事中にむせることが多くなってきた方は、以下のトレーニングをするといいかもしれません。

とても勉強になりました。

ありがとうございました。