2018/10/27

ISCT西堀勉強会 Inter-disciplinary Study Club Tokyo

こんにちは さいたま市なると歯科院長の小林成人です。

ISCT西堀勉強会 Inter-disciplinary Study Club Tokyoに参加して来ました。


今回のケースプレゼンテーションは若手3人衆でインプラントのデジタルプランニング

とガイデッドサージェリーについてでした。

インプラントを3次元的にどの位置に埋入するかは

1 左右的な位置関係
2 前後的な位置関係
3 埋入深度の位置関係

の3つで決まります。

骨が薄い場合や、前歯部で少しでも位置が変わると見た目に影響が出る場合は

事前に綿密に計画を練って、その位置にぴったり埋入する必要があります。

CTスキャンで患者さんの骨の3次元データをパソコンに取り込み、

歯型をとって模型の3次元データをパソコンに取り込み合成して

位置関係を合わせ、パソコン上で埋入位置を細かく決定していく工程を

供覧しました。

そのデータをもとに、ガイドを作成し、ぴったり同じ位置に埋入していました。

凄い時代です。

お疲れ様でした。

2018/10/25

ISCT西堀勉強会 Inter-disciplinary Study Club Tokyo

こんにちは さいたま市なると歯科院長の小林成人です。

ISCT西堀勉強会 Inter-disciplinary Study Club Tokyoに参加して来ました。


今回は私が講師でダイレクトボンディングの実習コースを若い先生向けに

行いました。

合計4回コースの1回目はclass1のダイレクトボンディング。

みんさん真剣に取り組んでもらえまして、短時間で成長してくれて嬉しい限りです。

2回目も頑張りましょう。



A先生の充填。初めてとは思えません。うまいです。

B先生、とても上手です。

2018/10/20

ISCT西堀勉強会 Inter-disciplinary Study Club Tokyo

こんにちは さいたま市なると歯科院長の小林成人です。

ISCT西堀勉強会 Inter-disciplinary Study Club Tokyoに参加して来ました。


今回は論文抄読。 

A new classification scheme for periodontal and peri-implant diseases and conditions – Introduction and key changes
from the 1999 classification

Jack G. CatonGary ArmitageTord BerglundhIain L.C. ChappleSøren Jepsen5Kenneth S. KornmanBrian L. MealeyPanos N. PapapanouMariano Sanz9Maurizio S. Tonetti10
1Periodontics, Eastman Institute for Oral Health, University of Rochester, Rochester, NY, USA2School of Dentistry, University of California San Francisco, San Francisco, CA, USA3Department of Periodontology, Institute of Odontology, Sahlgrenska Academy, University of Gothenburg, Gothenburg, Sweden4Periodontal Research Group, Institute of Clinical Sciences, College of Medical & Dental Sciences, University of Birmingham, Birmingham, UK5Department of Periodontology, Operative and Preventive Dentistry, University of Bonn, Bonn, Germany6University of Michigan School of Dentistry, Ann Arbor, MI, USAUniversity of Texas Health Science Center, San Antonio, TX, USA8Columbia University College of Dental Medicine, New York, NY, USA9Facultad de Odontologia, Universidad Complutense Madrid, Madrid, Spain10Periodontology, Faculty of Dentistry, University of Hong Kong, Hong Kong, SAR China

2017年にWorld Work Shopが開催され、世界で初めてアメリカ歯周病学会(AAP)と

ヨーロッパ歯周病学会(EFP)が合同で識者を集めて、歯周病の新しい分類を

まとめて先日発表しました。

歯周病の分類が変わるのは1999年以来、18、19年ぶりでしょうか。

日本が置いてけぼりにされているのが悲しいですが、日本歯周病学会も

新しい分類に向けて、動くことでしょう。

さあ、また覚え直しです。

新しい分類はこちら。

インプラント周囲炎に関する分類もできました。












2018/10/17

お花

こんにちは さいたま市なると歯科院長の小林成人です。

朝晩冷え込んで秋らしくなってきました。

今回のお花はガーベラ。

当院では、治療中の緊張が少しでもほぐれるように

出来るだけ生花を置くようにしています。

ハロウイーンモードで癒されますように。






2018/10/15

東京医科歯科大学埼玉同窓会

こんにちは さいたま市なると歯科院長の小林成人です。

日曜日の診療後に、東京医科歯科大学埼玉同窓会 総会、講演会に出席してきました。

年に一回、母校を卒業した埼玉県の開業医が一同に集まる会で、

多くの知り合いの先生方にお会いできるので楽しみにしています。

講演は新宿で歯内療法(根管治療)専門で自費のみで開業されている

和達先生。

私の3つ上の先輩で、金時計(その学年で一番成績が優秀だった方)の

超優秀な先生です。

実体顕微鏡で広がるエンドの世界

という演題で、マイクロエンドのお話はとても勉強になりました。

ありがとうございました。




2018/10/13

ISCT西堀勉強会 Inter-disciplinary Study Club Tokyo

こんにちは さいたま市なると歯科院長の小林成人です。

ISCT西堀勉強会 Inter-disciplinary Study Club Tokyoに参加して来ました。


ケースプレゼンテーション担当はH部先生。

歯周病の患者さんにリグロスを用いて再生療法をおこなった症例と

侵襲性歯周炎の患者さんにインプラント治療をしたフルマウスリコンストラクションの

症例でした。

歯周病専門医ならではの素晴らしいケースでした。

お疲れ様でした。

2018/10/06

ISCT西堀勉強会 Inter-disciplinary Study Club Tokyo

こんにちは さいたま市なると歯科院長の小林成人です。

ISCT西堀勉強会 Inter-disciplinary Study Club Tokyoに参加して来ました。


論文抄読1本目は 

Four-Millimeter-Long Posterior-Mandible Implants: 5-Year Outcomes of a Prospective Multicenter Study
Christer Slotte, DDS, PhD;* Arne Grønningsaeter, DDS;† Anne-Marie Halmøy, DDS;Lars-Olof Öhrnell, DDS;§ Arne Mordenfeld, DDS, PhD;¶ Sten Isaksson, DDS, PhD;** Lars-Åke Johansson, DDS, PhD††

インプラント治療をする際に以前は15mm,13mmという長さが一般的でしたが、

科学も進歩してより短いインプラントでも長持ちするようになってきました。

今現在のスタンダードは9mm前後だと思いますが、今回の論文で出てきたインプラントは

なんと4mm。

かなり短いですが、骨の硬い下顎で3本以上連結することを条件に5年間の生存率が

92.2%とまずまずの数値でした。

4mmであれば骨造成しなくて済むので、より低侵襲な手術が可能となります。

まだ長期的な予後が出ていませんが、将来性はありそうです。



2本目は

Posterior jaws rehabilitated with partial prostheses supported by 4.0 x 4.0 mm or by longer implants: Four-month post-loading data from a randomised controlled trial
Marco Esposito, Carlo Barausse, Roberto Pistilli, Vittorio Checchi, Michele Diazzi, Maria Rosaria Gatto, Pietro Felice

これも4mmという短いフランスのGlobal Dというインプラントの生存率を調べた論文。

4mmと8.5mm以上のインプラントの予後を150人で調べたが、4ヶ月後の生存率に有意差はなしでした。

たったの4ヶ月しか予後を追っていないのはどうかと思いますが、将来は超ショートインプラントもありになりそうです。

ちなみに日本では超ショートは認可が下りていないため今現在は未発売です。