2022/01/08

ISCT西堀勉強会 Inter-disciplinary Study Club Tokyo

新年あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。 さいたま市なると歯科院長の小林成人です。

ISCT西堀勉強会 Inter-disciplinary Study Club Tokyoにリモート参加しました。

論文抄読1本目は 

Regenerative periodontal surgery and orthodontic tooth movement in stage IV periodontitis: A retrospective practice-based cohort study

Christina Tietmann

ドイツの論文で、歯周組織再生療法後どれくらい間隔を開けてから矯正治療を開始したほうがいいのかを検討したものです。

1、2壁性ステージⅣの52名の患者さんに歯周組織再生療法を行いその3ヶ月後に矯正治療を行いボーンレベルとポケットを比較したところ4年間までの追跡で特に悪影響はなかった。以前は念のため6ヶ月程度あけて、再生を確認してから矯正が一般的と思われましたが、もっと早くても大丈夫なのかもしれません。

2本目は 

Influence of restorative design on the progression of peri-implant bone loss: A retrospective study

Jad Majzoub

ミシガンの論文で、インプラントの上部構造をオーバーカンツアにするとマージナルボーンロスを引き起こしやすくなるのかを調べたものです。

65人83本のインプラント周囲炎の患者さんの補綴物の角度が30度以上と未満で差があるか調査したところ、30度以上(オーバーカンツア)の方が有意にMBLを引き起こしていた。

様々なメーカーにのインプラントが混在していたので交絡因子が多く、何が本当の原因なのかが特定できなかった。せめてメーカーを統一して欲しかったです。






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