2025/05/24

ISCT西堀勉強会 Inter-disciplinary Study Club Tokyo

こんにちは さいたま市なると歯科院長の小林成人です。

ISCT西堀勉強会 Inter-disciplinary Study Club Tokyoに参加しました。

ケースプレ担当は六本木のT田先生。

いろいろな治療の長期経過症例とその間に起こったトラブルへの対処法についてでした。

10年、20年、30年経過したケースは貴重ですので、どこに問題が起きそうかを予測しながら拝見して勉強になりました。

ありがとうございました。



2025/05/10

ISCT西堀勉強会 Inter-disciplinary Study Club Tokyo

こんにちは さいたま市なると歯科院長の小林成人です。

ISCT西堀勉強会 Inter-disciplinary Study Club Tokyoに参加しました。

ケースプレゼンテーションは弘前市で開業されているU原先生。

デジタルを駆使して診療されているすごい先生です。

フェイススキャンで顔貌データや咀嚼の動きのデータを取り込み、CTで骨格と歯のデータを取り込み、オーラルスキャナーで歯のデータを取り込み、すべてをマッチングさせて真に調和した全顎咬合治療を目指されていました。

未来の歯科治療です。

相当な費用がかかっていそうですが、素晴らしいことです。

当院も徐々に導入していく予定です。

ケースはカリエスで咬合崩壊した受け口の患者さんに、インプラントと矯正で対応したフルマウスのケースでした。



2025/05/06

ISCT西堀勉強会 Inter-disciplinary Study Club Tokyo

こんにちは さいたま市なると歯科院長の小林成人です。

ISCT西堀勉強会 Inter-disciplinary Study Club Tokyoに参加しました。

論文抄読1本目は 

Testing the association between tobacco smoking, alcohol

consumption, and risk of periodontitis: A Mendelian

randomization study

Sebastian-Edgar Baumeister

1Institute of Health Services Research in

Dentistry, University of Münster, Münster,

Germany J Clin Periodontol. 2021;48:1414–1420.


ドイツの喫煙と歯周病の関係を調べたドイツの論文。統計分析にはいろいろな方法がありますが今回は最新の統計分析方法Mendelian randomization (MR) analysisを用いて分析しました。

その結果やはりタバコを吸う方は吸わない方よりも有意に歯周病になりやすいことが証明されました。歯周病になりたくない方は禁煙することをお勧めいたします。

お酒も歯周病と関係していましたが、これはアルコールが直接歯周病と関係しているというより、酔って歯磨きをしないで寝てしまうので歯周病になりやすいなどの交絡因子と思われます。


2本目は 

Retrospectiveexploratorystudyofsmokingstatusand

e-cigaretteusewithresponsetonon-surgicalperiodontal

therapy

ChandniShah1

1PeriodontologyUnit,CentreforHost

MicrobiomeInteractions,Facultyof

Dentistry,Oral&CraniofacialSciences,

King’sCollegeLondon,London,UK

JPeriodontol.2023;94:41–54.

イギリスの論文で、電子タバコと歯周病について調べた論文。

紙タバコが歯周病になりやすいことはどの論文からも明らかですが、電子タバコはどうなんでしょうか?

今まであまりデータがなかったのですが、今回調査結果が出ました。

電子タバコも紙タバコ同様、歯周病になりやすいことが判明しました。

私は電子タバコだから大丈夫ということはないようです。