2014/10/18

ISCT西堀勉強会 Inter-disciplinary Study Club Tokyo

こんにちは さいたま市なると歯科院長の小林成人です。

ISCT西堀勉強会 Inter-disciplinary Study Club Tokyoに出席してきました。


今回は英語の論文抄読。

1本目は

Fracture resistance of single-tooth implant-supported zirconia-based indirect composite-layered molar restorations 

というシングルスタンドインプラント上部構造4つの破折強度を調べた論文。

1 金属の上にセラミックを焼き付けたメタルボンド
2 ジルコニアフレームにセラミックを焼き付けたZAC
3 ジルコニアに接着プライマーEOPを用いたエステニア
4 ジルコニアに接着プライマーEOPを用いないエステニア

4種類の上部構造を模型上で破折強度を調べたところ、1、2、3は差がなく丈夫だったが4は壊れやすかった。
当院では、この4つよりも更に強度の高いセラミックを使用しているので、今更昔の材料を比較して新たに得られる知見はありませんでした。
クッションである歯根膜がないインプラントには想像以上に強い力がかかってしまうようです。咬めすぎてしまうのがインプラントの弱点かもしれません。



2本目は

The effects of mechanical instruments on contaminated titanium dental implant surfaces: a systematic review 

という、インプラント体に歯石やバイオフィルムがついてしまった時の各種清掃方法を比較した論文を集めて更に比較検討したsystematic reviewでした。
超音波スケーラー、音波スケーラー、プラスチックキュレット、エアフロー、チタンブラシ等で比較していましたが、表面性状によって結果は少し異なりました。
アバットや上部構造は傷つけないように汚染されたフィクスチャーを綺麗にできればどの方法でも良さそうです。






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