2013/02/21

総義歯ができるまで 〜自費レジン床総義歯作製工程〜No7


第7回 総義歯ができるまで 〜自費レジン床総義歯作製工程〜
咬合採得

次は咬合採得を患者さんの口の中で行います
上顎と下顎別々に模型ができました
歯を並べるときにどの程度出すか引っ込めるかの参考にしたり
この上下がどの位置でどの高さでかみ合うのかを記録する工程です

1  高さ
 2  前後 
3  左右
を考える必要があります

高さが高すぎると噛みにくかったり、発音しにくかったり、見た目が悪くなってしまいます
低すぎると噛みにくかったり、お年寄りっぽい見た目になってしまいます
適正な高さを判断する為に色々な方法を使って、決定していきます

前後に位置関係も大事です
以前使っていた入れ歯が合っていないと前咬みの癖が残っていて
前にずれた位置で記録してしまいやすいですが、中心位といわれる
本来最も噛みやすく、顎関節に負担のかからない位置で記録する必要があります
中心位で咬合採得できない歯科医師は、永遠に総義歯はうまくなりません
全ての工程で一番大事なのがこの咬合採得です

左右の位置関係も大事です
真ん中で記録するのですが、ここも旧義歯が左右にずれていると
変な癖が残っていて難しくなります



咬合床を使って上顎、下顎の
高さ、前後関係、左右の関係を中心位で記録しました
 中心位とは下顎顆頭が健全な関節円板を介して最前上方位に位置する下顎位です
この工程は他にも大事なポイントがたくさんあるのですが、今回は簡略化しています

続く

2013/02/20

今日のお花 today's flower

こんにちは さいたま市なると歯科院長の小林成人です

今回のお花はカーネーション

当院では少しでも治療中の緊張がほぐれるようできるだけ生花を置くようにしています





2013/02/18

総義歯ができるまで 〜自費レジン床総義歯作製工程〜No6


第6回 総義歯ができるまで 〜自費レジン床総義歯作製工程〜
下顎咬合床作製

同じように下顎も咬合床を作製します
アンダーカットをブロックアウトして
オストロンを圧接

完全硬化後外して


バリをトリミング
気泡がないかチェック

適合に問題がないかを確認して
鑞堤をワックスで作り

焼き付けます


さあこれで上下の咬合床が完成しました


次回へ続く

2013/02/15

総義歯ができるまで 〜自費レジン床総義歯作製工程〜No5


第5回 総義歯ができるまで 〜自費レジン床総義歯作製工程〜
上顎咬合床作製



作業模型が完成したらアンダーカット(ヘッコミ)をワックスで
ブロックアウトします
これしないとこれから圧接するレジンが取れなくなってしまいます
口蓋隆起もワックスで少し覆います


咬合床作製のため、オストロン(レジン)を圧接します
その際厚さはできるだけ均一に
気泡が入らないように
適合よく作ります
ここでずれてしまうと、この先の工程全てがずれてしまうので
細心の注意が必要です

硬化を待ってから外して
はみ出たバリを削ります

トリミング終了

かた付きがないかチェックして

鑞堤の作製に入ります
パラフィンワックスを火で軟化させ
形を整えながら

上顎の歯が並ぶ位置を想像して形を決めていきます

レジン部分としっかり焼き付けて一体化させます

ようやく上顎咬合床完成
綺麗にできました
まだまだ先は長いです

次回へ続く

2013/02/13

本日のお花 today's flower

こんにちは さいたま市なると歯科院長の小林成人です

今回のお花はスイトピーと水仙

当院では少しでも緊張がほぐれるよう診察室にできるだけ生花を置くようにしています




2013/02/09

ISCT西堀勉強会 Inter-disciplinary Study Club Tokyo

こんにちは さいたま市なると歯科院長の小林成人です

ISCT西堀勉強会に出席してきました

今回のケースプレゼンテーションはO先生

臼歯部が喪失したままだったため、前歯部がフレアアウト(出っ歯)になり

咬合崩壊を起こした患者さんの症例でした

臼歯部にインプラント11本埋入してバーチカルサポートを確立し

フレアした上顎前歯は矯正でリトラクションして引っ込め

クラウディングのあった下顎前歯部は叢生を改善していました

大変患者さんは喜ばれたそうです

歯周治療+インプラント+矯正+補綴という我々が最も得意とする

総合的な歯科治療でした

これを全て一人でできるドクターは少ないので、この勉強会のすごいところです

ありがとうございました




2013/02/06

総義歯ができるまで 〜自費レジン床総義歯作製工程〜No4

第4回 総義歯ができるまで 〜自費レジン床総義歯作製工程〜
下顎作業模型作製 咬合床作製 



下顎の印象も同じように石膏が漏れないように周囲をかこって
ボクシングをして、超硬石膏を注意深く注ぎます


完全硬化後にはがして

外して

トリミングをします
いい入れ歯の印象は舌側辺縁はS字状のカーブを描いています
これは嚥下時に顎舌骨筋が挙上するためにこうなります
まっすぐなままだと飲込むたびに浮き上がったり、痛くなったりします
前歯部口腔前庭は二瘤ラクダのように逆Mの字になります
これは縦に走行するオトガイ筋が動いたときに、引っかからないようにした為です
ここが長すぎるとウーと口をすぼめたときに入れ歯が浮いてしまいます
頬棚は頬筋が横に走行している為、多少長くしても大丈夫な部位ですので
辺縁は外斜線を超えます
下には厚い皮質骨がある事が多いので、メインの圧負担域です
という訳で、この模型の中に様々な種と仕掛けがつまっているのです
吸い付く入れ歯ができそうだなという事はこの時点である程度予測できます

続く