さいたま市武蔵浦和で歯科医院を開業している、なると歯科院長小林成人のブログです。 総合的な歯科治療(インプラント、審美診療、ダイレクトボンディング、セラミック治療、ブリーチング、ガムピーリング、矯正、歯周外科、小児矯正)を得意としています。 院長が一人で全ての診療を行うため、インプラントはA歯科医院で、矯正はB歯科医院で、根管治療はC歯科医院で、移植はD歯科医院でという事はありません。 全て当院で総合的な治療を行う事ができます。 広く深くをモットーに日々自己研鑽に勤しんでおります。
2016/07/11
2016/07/09
2016/07/02
ISCT西堀勉強会 Inter-disciplinary Study Club Tokyo
こんにちは さいたま市なると歯科院長の小林成人です。
ISCT西堀勉強会 Inter-disciplinary Study Club Tokyoに参加してきました。
論文抄読1本目は
Do periodontopathogens
disappear after full-mouth tooth
extraction?
Van Assche N, Van Essche M, Pauwels M, Teughels W, Quirynen M. Do periodontopathogens disappear after full-mouth tooth extraction? J Clin Periodontol 2009; 36: 1043–1047. doi: 10.1111/j.1600-051X.2009.01477.x.
重度歯周炎患者さんの歯を全て抜歯すると、歯周病菌はいなくなるのかどうかを調べた論文。
腸内フローラのように口内フローラがあり、口腔内細菌叢はある一定の割合で細菌が
お口に中に住み着いていると考えられており、従来は全て抜歯すれば、
細菌はいなくなると考えられていましたが、最近の研究では大きく減るものの
ゼロにはならない事が分かって来ました。

2本目は
Van Assche N, Van Essche M, Pauwels M, Teughels W, Quirynen M. Do periodontopathogens disappear after full-mouth tooth extraction? J Clin Periodontol 2009; 36: 1043–1047. doi: 10.1111/j.1600-051X.2009.01477.x.
重度歯周炎患者さんの歯を全て抜歯すると、歯周病菌はいなくなるのかどうかを調べた論文。
腸内フローラのように口内フローラがあり、口腔内細菌叢はある一定の割合で細菌が
お口に中に住み着いていると考えられており、従来は全て抜歯すれば、
細菌はいなくなると考えられていましたが、最近の研究では大きく減るものの
ゼロにはならない事が分かって来ました。

2本目は
Microbial changes after full-
mouth tooth extraction, followed
by 2-stage implant placement
Quirynen M, Van Assche N. Microbial changes after full-mouth tooth extraction, followed by 2-stage implant placement. J Clin Peridontol 2011; 38: 581–589. doi: 10.1111/j.1600-051X.2011.01728.x.
全て抜歯するしかない患者さんにインプラントをすると細菌叢はどのように変化するのかを調査した論文。
こちらも細菌数はかなり減るが死滅する事はなく、
とくに酸素があるとあまり生きていけない嫌気性菌は大幅に一端減るが、
インプラントが入るとまた嫌気的な環境が出来上がってしまうので、
復活してしまうようである。
細菌の世界は実に奥が深いですね。

A.a菌のような通性嫌気性菌は酸素に触れても生きていけるので、抜歯前も抜歯後もインプラント後もあまり変わらない。
P.g菌のような偏性嫌気性菌は酸素があると死んでしまうので、抜歯すると大幅に減少するが、ゼロにはならない。
Quirynen M, Van Assche N. Microbial changes after full-mouth tooth extraction, followed by 2-stage implant placement. J Clin Peridontol 2011; 38: 581–589. doi: 10.1111/j.1600-051X.2011.01728.x.
全て抜歯するしかない患者さんにインプラントをすると細菌叢はどのように変化するのかを調査した論文。
こちらも細菌数はかなり減るが死滅する事はなく、
とくに酸素があるとあまり生きていけない嫌気性菌は大幅に一端減るが、
インプラントが入るとまた嫌気的な環境が出来上がってしまうので、
復活してしまうようである。
細菌の世界は実に奥が深いですね。

A.a菌のような通性嫌気性菌は酸素に触れても生きていけるので、抜歯前も抜歯後もインプラント後もあまり変わらない。
P.g菌のような偏性嫌気性菌は酸素があると死んでしまうので、抜歯すると大幅に減少するが、ゼロにはならない。
2016/07/01
2016/06/29
2016/06/22
2016/06/18
ISCT西堀勉強会 Inter-disciplinary Study Club Tokyo
こんにちは さいたま市なると歯科院長の小林成人です。
ISCT西堀勉強会 Inter-disciplinary Study Club Tokyoに参加してきました。
今回は論文抄読、担当は私でした。
1本目は
In Vitro Wear Behavior of Zirconia Opposing Enamel:
A Systematic Review
Sheila Pestana Passos, DDS, MSc, PhD,1 Ysidora Torrealba, DDS, MSc,1 Paul Major, DDS, MSc,1
Bernie Linke, DDS, MSD, FRCD(C),1 Carlos Flores-Mir, DDS, MSc, PhD,1 & John A. Nychka, MEng, PhD1,2
1School of Dentistry, University of Alberta, Edmonton, Canada
2Department of Chemical and Materials Engineering, University of Alberta, Edmonton, Canada
Sheila Pestana Passos, DDS, MSc, PhD,1 Ysidora Torrealba, DDS, MSc,1 Paul Major, DDS, MSc,1
Bernie Linke, DDS, MSD, FRCD(C),1 Carlos Flores-Mir, DDS, MSc, PhD,1 & John A. Nychka, MEng, PhD1,2
1School of Dentistry, University of Alberta, Edmonton, Canada
2Department of Chemical and Materials Engineering, University of Alberta, Edmonton, Canada
Journal of Prosthodontics 23 (2014)
フルジルコニアクラウンは対合のエナメル質をどの程度摩耗させるのかを
調べたシステマティックレビューの論文。
口腔外で実験的にジルコニア対エナメル質の摩耗状態を調査した7本の論文を
まとめていました。

7本中1本目の論文ではエナメル質を決まった形に整形してから、ジルコニアブロックに20万〜40万回摩耗試験を行い、摩耗量を体積で測定。

結果:ジルコニアをツルツルに研磨しておけば、摩耗量は非常に少なかった。

論文によって色々なジルコニアが使用された。

ジルコニアは硬いので対合歯を削ってしまうのではないかと考えられていたが、
実際はそんなことはなく、むしろ、摩耗しにくい材料であった。
摩耗に関していえば、硬いか柔らかいかよりも、ツルツルかザラザラかの方が
関係しているようだ。
2本目は
フルジルコニアクラウンは対合のエナメル質をどの程度摩耗させるのかを
調べたシステマティックレビューの論文。
口腔外で実験的にジルコニア対エナメル質の摩耗状態を調査した7本の論文を
まとめていました。

7本中1本目の論文ではエナメル質を決まった形に整形してから、ジルコニアブロックに20万〜40万回摩耗試験を行い、摩耗量を体積で測定。

結果:ジルコニアをツルツルに研磨しておけば、摩耗量は非常に少なかった。

論文によって色々なジルコニアが使用された。

ジルコニアは硬いので対合歯を削ってしまうのではないかと考えられていたが、
実際はそんなことはなく、むしろ、摩耗しにくい材料であった。
摩耗に関していえば、硬いか柔らかいかよりも、ツルツルかザラザラかの方が
関係しているようだ。
2本目は
Full-Arch, Implant-Supported Monolithic Zirconia
Rehabilitations: Pilot Clinical Evaluation of Wear Against
Natural or Composite Teeth
Paolo Cardelli, DDS,1 Francesco Pio Manobianco, DDS,1 Nicola Serafini, DDS,1 Giovanna Murmura, MD, DDS, PhD,1 & Florian Beuer, DMD, PhD2
1Department of Medical, Oral and Biotechnological Sciences, University “G. d’Annunzio” of Chieti-Pescara, Chieti, Italy
2Department of Prosthodontics, Geriatic Dentistry and Craniomandibular Disorders, Charite ́ - Universita ̈tsmedizin Berlin, Berlin, Germany
フルアーチのインプラント上部構造にフルジルコニアを用いたものが、対合歯が天然歯とコンポジットレジン歯で摩耗量を比較した論文。
1年後の摩耗量はどちらも少なく、ジルコニアは摩耗の少ない材料のようだ。

Rehabilitations: Pilot Clinical Evaluation of Wear Against
Natural or Composite Teeth
Paolo Cardelli, DDS,1 Francesco Pio Manobianco, DDS,1 Nicola Serafini, DDS,1 Giovanna Murmura, MD, DDS, PhD,1 & Florian Beuer, DMD, PhD2
1Department of Medical, Oral and Biotechnological Sciences, University “G. d’Annunzio” of Chieti-Pescara, Chieti, Italy
2Department of Prosthodontics, Geriatic Dentistry and Craniomandibular Disorders, Charite ́ - Universita ̈tsmedizin Berlin, Berlin, Germany
フルアーチのインプラント上部構造にフルジルコニアを用いたものが、対合歯が天然歯とコンポジットレジン歯で摩耗量を比較した論文。
1年後の摩耗量はどちらも少なく、ジルコニアは摩耗の少ない材料のようだ。

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