2020/07/04

ISCT西堀勉強会 Inter-disciplinary Study Club Tokyo

こんにちは さいたま市なると歯科院長の小林成人です。


ISCT西堀勉強会 Inter-disciplinary Study Club Tokyoにオンラインでリモート参加しました。

論文抄読1本目は私の担当で、

Clinical Outcome of Non-Surgical Root Canal Treatment Using a Single-cone Technique with Endosequence Bioceramic Sealer: A Retrospective Analysis
Elizabeth A. Chybowski, DDS

根管治療で根管充填する際のシーラーというノリのような働きをする材料のうち、新しいバイオセラミックシーラーを用いたシングルコーンテクニックの性能を評価した論文です。

テキサス州ダラスの根管治療専門開業医4名が307名の根管治療を全て1回でバイオセラミックシーラーを用いたシングルコーンテクニックを行ったところ30.1ヶ月後の成功率は90.9%だった。

日本ではバイオアクティブグラスシーラーとして発売されていますがとてもいい材料だと思います。












2本目はペンシルベニア大学の論文で 
The use of premixed bioceramic materials in endodontics
Gilberto Debelian,DMD, PhD

バイオセラミックシーラーの他の使用法で、直接覆髄や生活断髄、パーフォレーションのリペアや歯根端切除の用い方についてでした。
MTAに代わる新しい材料として注目されています。

生体親和性が良くて親水性で溶解しにくく、わずかに膨張し、流動性があり、レントゲン透過性もあるなど非常に使い勝手に良い材料です。

価格が高いですが、当院でも使用しております。



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