2019/12/21

ISCT西堀勉強会 Inter-disciplinary Study Club Tokyo

こんにちは さいたま市なると歯科院長の小林成人です。

ISCT西堀勉強会 Inter-disciplinary Study Club Tokyoに参加して来ました。


論文抄読1本目は 

Surgical Management of Significant Maxillary Anterior Vertical Ridge Defects
Istvan A. Urban, DMD, MD, PhD1

ロマリンダ大学のGBR(骨が薄くてインプラントができない場合に骨増生すること)の論文です。

上顎前歯部は骨が薄いことが多く、GBRが必要になることが多いですが、こちらの先生

とにかく増生量がものすごくて、普通ならあまりできない骨を

たくさん作ってしまうのですごいです。

膜の除去まで9ヶ月待ってインプラント埋入しているので、

歯が入るまで1年くらいはかかりますが、

なかなか腕のいい歯科医師だと思います。









2本目は 

Principles for Vertical Ridge Augmentation in the Atrophic Posterior Mandible:
A Technical Review
Istvan A. Urban, DMD, MD, PhD1

同じ先生の論文で臼歯部バージョン。

こちらも水平的にも垂直的にも骨をモリモリ作っています。

垂直的に骨を作るのはかなり難しいといわれてきましたが、実現可能になってきました。

ただし、減張切開をかなりするので、パンパンに腫れるのと、舌側は注意しないと

太い動脈が走っているので、大出血することがあります。

口腔前提と角化歯肉がなくなってしまうので、手術がもう一回増えてしまいます。

それにしてもすごい骨増生です。




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