2018/06/29

学校保健員会

こんにちは さいたま市なると歯科院長の小林成人です。

校医をしている小学校で、学校保健員会の講演をしてきました。

対象者はPTAの役員の保護者の方と学校の先生でした。

テーマは虫歯の予防について 〜予防先進国と動物に学ぼう〜

と題しまして、なぜ人間は虫歯になるのか、動物は虫歯になるのか、

古代人に虫歯はあったのか、どうすれば虫歯にならないのか、

フッ素は虫歯を予防できるのか、砂糖が虫歯を引き起こすのか、

といった内容をできるだけデータを示しながらお話いたしました。

とても楽しい時間でした。











2018/06/25

スポーツ歯科医学会

こんにちは さいたま市なると歯科院長の小林成人です。

病院をお休みさせていただいて、仙台のスポーツ歯科医学会に参加してきました。

2020年東京オリンピックに向けて、我々歯科医師も

お役に立てることがあるかもしれません。

スポーツと歯の怪我、脳震盪、睡眠障害、睡眠時無呼吸症候群など

多くの興味深いトピックスがあり、大変勉強になりました。

患者さんにはご迷惑をおかけいたしましたが、得られた知識で還元

できると思っておりますので、ご理解とご協力をお願いいたします。


2018/06/16

ISCT西堀勉強会 Inter-disciplinary Study Club Tokyo

こんにちは さいたま市なると歯科院長の小林成人です。

ISCT西堀勉強会 Inter-disciplinary Study Club Tokyoに参加して来ました。


論文抄読1本目は私の担当でした。


Orthodontic extrusion for pre-implant site enhancement: Principles and clinical guidelines 
インプラント前治療の部位強化のための矯正挺出:原則と臨床ガイドライン

Abdulaziz Alsahhaf BDSa,b,*, Wael Att DDS, Dr Med Dent, PhD

抜歯してインプラントにすることがわかっている場合は、少しでも歯肉と骨を

増生するために、残った歯を矯正でゆっくり引っ張って、作れることがあります。

GBRやCTGが確立される前の比較的古い方法です。

今は、あまり用いられなくなりましたが、有効な治療オプションの一つです。




2本目は 
Transplant vs implant in a patient with agenesis of both maxillary lateral incisors: A 9-year follow-up
Paweł Plakwicz,Piotr Fudalej,and Ewa Monika CzochrowskacWarsaw, Poland, and Bern, Switzerland

同じ患者さんの前歯に片方は歯牙移植、もう片方はインプラントを行なった19歳の方の

9年予後を報告した論文。

移植できれば、それに越したことはないですが、前歯に合うちょうどいい大きさの歯は

少ないんですよね。







2018/06/09

ISCT西堀勉強会 Inter-disciplinary Study Club Tokyo

こんにちは さいたま市なると歯科院長の小林成人です。

ISCT西堀勉強会 Inter-disciplinary Study Club Tokyoに参加して来ました。


担当はT田先生。

ケースプレのテーマはインプラントで問題が起きた場合のリカバリーについてでした。

インプラント治療は歯が入っておしまいというわけではなく、

そこからしっかりお手入れをしないと、抜けた歯と同様、またダメになってしまいます。

問題が出てしまった場合は、重症度によって

リカバリーができる場合とできない場合があります。

インプラント周囲炎の場合は歯周外科や上部構造の交換、アバットの交換で

対応できる場合もあります。

フィクスチャー本体が折れた場合はリカバリー不可なので、抜去になります。

お手入れができない方は、インプラントにはしない方がいいと思います。

2018/06/04

医局同門会

こんにちは さいたま市なると歯科院長の小林成人です。

医局の同門会講演会に出席してきました。

OBの先生方にもお会いできて、楽しかったです。

講師は総義歯のレジェンド稲葉先生でテーマは、

上下顎同時印象法でした。

吸着義歯に欠かせないのは適合と、筋肉を味方につけられるかと思います。

とても理にかなった方法だと思いました。

ありがとうございました。




2018/06/02

ISCT西堀勉強会 Inter-disciplinary Study Club Tokyo

こんにちは さいたま市なると歯科院長の小林成人です。

ISCT西堀勉強会 Inter-disciplinary Study Club Tokyoに参加して来ました。


論文抄読1本目は 

Quantitative discoloration assessment of peri-implant soft tissue around zirconia and other abutments with different colours: A systematic review and meta-analysis
He Caia,b, Junyu Chena,b,, Chunjie Lia,c, Jian Wanga,b, Qianbing Wana,b, Xing Lianga,b,

という中国の論文。

インプラントのアバットメントにはチタン製、ゴールド製、白いジルコニア製が

ありますが、金属製だと歯肉の色が透けてグレーっぽくなることを調査した論文。

歯肉が厚いと透けないのですが、薄い時は白いものを使う方が審美的ですが、

強度がやや不足する傾向にありますので、注意して選択したいです。



2本目は 

Clinical Performance of One-Piece, Screw-Retained Implant Crowns Based on Hand-Veneered CAD/CAM Zirconia Abutments After a Mean Follow-up Period of 2.3 Years
Nicole Schnider, Dr Med Dent1/Fiona Alena Forrer, Dr Med Dent1/ Urs Brägger, Prof Dr Med Dent2/Stefan Paul Hicklin, Dr Med Dent3

フィクスチャーの接合部まで全て白いジルコニアでできた、新しいアバットメントの

短期予後を調べた論文。

41人50本のインプラントを新しいジルコニアアバットで1.1〜3.8年

予後を調査したところ、いい結果だった。

接合部までジルコニアだと、磨耗してスクリューの緩みや、アバットの破折が

起きることがあるので、これだけ短期間の予後では信頼できませんが、

長期予後が出ることを期待します。