2021/12/18

ISCT西堀勉強会 Inter-disciplinary Study Club Tokyo

こんにちは さいたま市なると歯科院長の小林成人です。

ISCT西堀勉強会 Inter-disciplinary Study Club Tokyoにリモート参加しました。

論文抄読は 

Relationship between tooth extraction and development

of medication‐related osteonecrosis of the jaw in cancer patients

Sakiko Soutome


2021年ネイチャーに載ったがん患者への抜歯の際のBMA(骨粗鬆症治療薬)とMRONJ(薬剤関連顎骨壊死)の関連を調べた論文。

がん患者さんの中にはBMA(ビスフォスフォネートやデノスマブ)を投与されている患者さんがいます。

その患者さんに抜歯をすると顎骨壊死といって、抜歯した周囲の歯肉や骨が腐ってしまうことが起こりうります。

歯医者側からするとあまり投与して欲しくないお薬ですが、命には変えられません。

調査したところ、歯に炎症(歯周炎、根尖性歯周炎、歯根破折など)がある期間が長いと発症しやすくなることがわかりました。

BMA投与中の患者さんは状態の悪い歯があったら治療し、炎症を取れないのであれば粘らずに抜歯しておいたほうが、MRONJのリスクを下げられるようです。











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