2014/11/08

ISCT西堀勉強会 Inter-disciplinary Study Club Tokyo

こんにちは さいたま市なると歯科院長の小林成人です。

ISCT西堀勉強会 Inter-disciplinary Study Club Tokyoに参加してきました。


今回は論文抄読。

1本目は
Biologic Width Around Different Implant-Abutment
Interface Configurations. A Radiographic Evaluation
of the Effect of Horizontal Offset and Concave
Abutment Profile in the Canine Mandible 

様々な形状にしたインプラントを動物に埋入して、

骨吸収状態をレントゲンで観察、比較した論文。

組織切片ではなくレントゲンによる比較だったので、データが少し曖昧で

ほとんど差は出ませんでしたが、目の付け所は面白い論文でした。






2本目は
Titanium Tattooing Associated with Zirconia Implant Abutments: A Clinical Report of Two Cases


Tatooに関する論文。天然歯にメタルコアを使うと削りカスが歯肉に入り込み

歯肉が黒ずむことがあります。

チタンのインプラントとジルコニアのアバットを使う事によって

それが起きたとされる症例報告の論文。

ケースレポートなのでインプラントによって起きたという証拠は何もなく、

はじめからあったのかもしれなく、根拠に乏しい内容でした。

ただ、今後こういう事が起こりうるかもしれないという視点では

参考になりました。

臨床では一度も遭遇した事はないので、注意深く観察していきたいと思います。







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