2020/02/05

Q&A 質問コーナーNo15 磁石の入れ歯をしていますがMRI検査、CT撮影はできますか?

こんにちは さいたま市なると歯科院長の小林成人です。

磁石の入れ歯をしていますが、MRI、CT撮影はできますか?

よく患者さん、お医者さんから頂く質問の一つです。

取り外し式の入れ歯の中には、磁石でぱちっと止めるタイプがあります。

入れ歯を外した状態で撮影すればMRIでもCTでも問題なく撮影できます。

MRIは磁力で撮影するので、磁石をMRI撮影室に持ち込むことは絶対にできません。

持ち込んでしまうと、かなり大変なことになってしまいますので

冗談でも絶対におやめください。

入れ歯を外して撮影室の外に置いておけば大丈夫です。


磁石で止めるタイプの取り外し式の入れ歯の場合、歯の方と入れ歯の両方に磁石が

入っているわけではなくて、歯の方には金属(キーパー)が、

入れ歯の方には磁石が(磁性アタッチメント)組み込まれているため、

入れ歯を外して、撮影室の外に置いておけば撮影可能です。

歯にS極の磁石、入れ歯にN極の磁石が入っているわけではありません。

金属と磁石です。

もし金属も全てダメというなら、歯に入っている銀歯全て外さないと

いけないということになりますが、その必要はありません。

ただ、銀歯があるとハレーションといって画像に白い影が映るので、

読影がやや難しくなりますが、最近の高性能のMRI, CTは

ハレーションを画面上である程度除去することができるので、大丈夫です。

CT撮影は磁石とは関係ないので、撮影自体は入れ歯をしていても問題ないのですが

ハレーションを起こすのでやはり外せるものは全て外してください。

メガネ、ピアス、ネックレス、入れ歯、外せる金属は外して撮影をお願いいたします。





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