2022/01/22

ISCT西堀勉強会 Inter-disciplinary Study Club Tokyo

こんにちは さいたま市なると歯科院長の小林成人です。

ISCT西堀勉強会 Inter-disciplinary Study Club Tokyoにリモート参加しました。

論文抄読1本目はオランダの論文。

Immediate single-tooth implant placement with simultaneous bone augmentation versus delayed implant placement after alveolar ridge preservation in bony defect sites in the esthetic region: A 5-year randomized controlled trial

Kirsten W. Slagter

前歯を抜歯して同日にGBR+インプラント埋入を行う抜歯即時埋入手術と、抜歯したあとソケットプリザベーションして骨ができてから埋入する待機埋入、の2パターンがあります。

唇側に5mm骨が裂開している患者40名を2つのグループに分けて、即時と待機で唇側骨や歯肉に差が出るかを調査しところ有意差は出なかった。

5mm程度の裂開であれば抜歯即時で問題はないという結論でした。




2本目は

Effect of guided bone regeneration on immediately placed implants: Meta-analyses with at least 12 months follow-up after functional loading

Bassam M. Kinaia

デトロイトの先生です。

前歯部を抜歯してインプラント埋入する際にギャップが少しある際、GBRの有無、自家骨か人工骨か、メンブレン使用の有無、即時か待機かを調べるために過去の論文を調査して調べた。

有意差が出たのはメンブレンなしで自家骨で抜歯即時埋入する場合は待機埋入する場合よりも結果が良くなかった。

それ以外は全て有意差なしだった。

ギャップが少ない場合は、即時でも待機でも、人工骨でも自家骨でも、GBRしてもしなくても、メンブレンを使っても使わなくても差は無いようだ。








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