2022/07/16

ISCT西堀勉強会 Inter-disciplinary Study Club Tokyo

こんにちは さいたま市なると歯科院長の小林成人です。

ISCT西堀勉強会 Inter-disciplinary Study Club Tokyoにリモート参加しました。

論文抄読は 

Development of Innovative Contra-angle Handpiece Device with Piston Movement for Root Canal Preparation

Isoo Noguchi, DDS, PhD,*† Kazuyoshi Suzuki, DDS,*† Takumasa Yoshida, DMD, PhD,Yuko Yamamoto, DDS, PhD,Miyako Ono, DMD,*

Yasushi Yamazaki, DMD, PhD,Kazuhito Satomura, DDS, PhD,‡ Takashi Ohyama, DDS, PhD,§ and Noriyasu Hosoya, DMD, PhD*

JOE Volume 47, Number 4, April 2021

JOE アメリカ歯内療法学会に掲載された日本人が開発したキツツキコントラという根管治療の際に使用する器具を評価した論文です。


従来のテーパーのついた金属製の治療器具を回転させて根管に挿入すると、どうしてもマイクロクラックが起きてしまう。その割に根管の60%しか器具が当たらないので、薬液消毒を長時間しないといけませんでした。開発した鈴木先生は、上下に1.3mm振動するキツツキコントラを試作に試作を重ねて開発しました。

上下運動なのでマイクロクラックも起きにくく、デブリの押し出しも起きにくく、真円ではなく扁平系の根管にも全周ファイリングしやすいのでおそらく90%ほど根管壁に当てることができます。そのため薬液消毒の時間も少なくでき、治療時間の大幅な短縮もできました。

そのパイロットスタディーになります。

第2段、3段が出ることと思いますが、日本発祥の機材が世界の主流になることを願っております。

もちろん当院でも採用しております。








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