2015/05/16

ISCT西堀勉強会 Inter-disciplinary Study Club Tokyo

こんにちは さいたま市なると歯科院長の小林成人です。

ISCT西堀勉強会 Inter-disciplinary Study Club Tokyoに参加してきました。


今回は論文抄読。

1本目は

Effects of irrigation temperature on heat control in vitro at different drilling depths

インプラントを埋入する際、ドリルで骨を削るのですが、摩擦熱で発熱するので通常は冷却した滅菌生理食塩水で注水冷却しながら行います。

注水しない場合、常温水、冷却水でドリリングした時の骨に伝わる熱を調べた論文。

もちろん、注水した方が有意に冷却効果がありましたが、常温、冷却水はどちらも同じ程度の冷却効果がありました。

骨は47°以上になるとネクローシスを起こすといわれている為、充分な冷却が必要不可欠ですね。



2本目は
Drilling- and Withdrawing-Related Thermal Changes during Implant Site Osteotomies

 同じくドリリングの際の発熱量を調査した論文。
こちらは、実験系が違うためか発熱が最大60°ほどまで上昇していて、臨床的にはあり得ない数値でした。
あまり参考にならない論文でした。

室温20°+上昇40°で最大60°まで上昇しています。
引き抜くときに最大値が出るという不思議な結果に・・・・?



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