2021/04/17

ISCT西堀勉強会 Inter-disciplinary Study Club Tokyo

こんにちは さいたま市なると歯科院長の小林成人です。

ISCT西堀勉強会 Inter-disciplinary Study Club Tokyoにリモート参加しました。

論文抄読は

Posterior Bite Collapse and Diagnostic Grading for Periodontitis

Scott S. Nakamura, DMD1


テンプル大学のスコット中村先生のバイトコラプスの分類に関する論文。

奥歯が無くなったり、奥歯が歯周病になると噛み合わせが低くなって前歯が出っ歯になって動いてきます。この状態をバイトコラプス(PBC :Posterior Bite Collapse)と呼んでいます。




Malocclusion(+):不正咬合がある場合→矯正治療、補綴治療が必要

Tooth loss without replacement (+):補綴しないで歯が抜けたままの状態あり→ブリッジ、インプラント、義歯等の補綴治療が必要

Periodontitis(+):歯周炎がある場合→歯周治療、歯周外科、歯周組織再生療法、抜歯が必要

Mobility/fremitus(+):動揺が見られる場合→歯周治療、咬合調整が必要

AF Anterior flaring(+):前歯が出っ歯の状態あり→矯正治療、抜歯が必要

Loss of occlusal vertical dimension(+):咬合高径の低下あり→補綴スペースが足りなければ歯冠長延長術で、どうしても足りなければ咬合挙上が必要

今まではっきりとした分類がなかったので、わかりやすくなってとてもいいと思いました。





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