こんにちは さいたま市なると歯科院長の小林成人です。
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ISCT西堀勉強会 Inter-disciplinary Study Club Tokyoに参加してきました。
論文抄読1本目は
The Influence of Crown-to-Implant Ratio
on Short Implant Marginal Bone Loss
Mariana Nunes, DDS1/Ricardo Faria Almeida, PhD2/Antonio Campos Felino, PhD3/
Paulo Malo, PhD4/Miguel de Araújo Nobre, RDH, MSc Epi5
通常よりも短いインプラントを使用するとマージナルボーンロスが大きくなって
長持ちしなくなるかを調べた論文。
臼歯部の顎堤が吸収している場合、垂直的に骨造成してインプラントを埋入するか
短いインプラントを使用するかになります。
短いインプラントを使用すると、歯冠部の長さが長くなり、歯冠ーインプラント比が
悪くなります。
天然歯では歯冠ー歯根比が悪いと長持ちしませんが、インプラントではどうでしょうか。
結論は、短いインプラントでも、通常の長さでも、マージナルボーンロスには差がありませんでした。
コツが充分にない部位へのインプラントはショートインプラントも選択肢の一つですね。
2本目は
Rehabilitation of the Atrophic Posterior Maxilla Using
Splinted Short Implants or Sinus Augmentation with
Standard-Length Implants: A Retrospective Cohort Study
Francesco Pieri, DDS, PhD1/Ernesto Caselli, DDS2/
Caterina Forlivesi, DDS1/Giuseppe Corinaldesi, MD, DDS3
上顎臼歯部の骨が薄い場合、サイナスリフトをして骨造成して通常の長さのインプラント
を使用するか、短いインプラントを使用するかになります。
結果は、差はなかったので、ショートで回避できるなら、グラフトをしなくてもいいのかもしれません。