2016/02/06

ISCT西堀勉強会 Inter-disciplinary Study Club Tokyo

こんにちは さいたま市なると歯科院長の小林成人です。

ISCT西堀勉強会 Inter-disciplinary Study Club Tokyoに参加してきました。


今回は論文抄読。

1本目はドイツの論文。

Retrospective Evaluation of Perforation Repairs in 6 Private Practices
Val erie Pontius, DMD,* Oliver Pontius, DMD, MSD,Andreas Braun, DMD, PhD,*
Roland Frankenberger, DMD, PhD, FICD, FADM,* and Matthias Johannes Roggendorf, DMD

6カ国の異なった国で行われたパーフォレーションという歯の根の中に穴が

開いてしまった状態を回復する治療を行った成功率を調べた論文です。

歯内療法専門医がラバーダムをした上で顕微鏡下でパーフォレーションの封鎖を主にMTAセメントを用いて行ったところ成功率は90%でした。

穴の場所や大きさ、穴が開いてからの期間など予後を左右する条件は様々ですが、

安易に抜歯してインプラントをしてはいけないという警鐘を促しているようでした。











2本目はブラジルの論文


Comparative analysis of physicochemical properties of root perforation sealer materials
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Maura Cristiane Gonçales Orçati Dorileo1, Fábio Luis Miranda Pedro1, Matheus Coelho
2
Bandeca , Orlando
Aguirre Guedes1, Ricardo Dalla Villa3, Alvaro Henrique Borges1


パーフォレーションを埋めるMTAセメントの各社の比較検討をした論文。

主成分はどれもポートランドセメントという工業用セメントなのですが、

人体でも使用できるように特殊な改良をした材料で、歯科用MTAはかなり高価な薬剤です。

当院ではこれより更に最新のバイオセラミックを使用しています。






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