さいたま市武蔵浦和で歯科医院を開業している、なると歯科院長小林成人のブログです。 総合的な歯科治療(インプラント、審美診療、ダイレクトボンディング、セラミック治療、ブリーチング、ガムピーリング、矯正、歯周外科、小児矯正)を得意としています。 院長が一人で全ての診療を行うため、インプラントはA歯科医院で、矯正はB歯科医院で、根管治療はC歯科医院で、移植はD歯科医院でという事はありません。 全て当院で総合的な治療を行う事ができます。 広く深くをモットーに日々自己研鑽に勤しんでおります。
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2024/09/07
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こんにちは さいたま市なると歯科院長の小林成人です。
Nicolau Syndrome with Severe Facial Ischemic Necrosis after Endodontic Treatment: A Case Report
Qiongyi Kang, MD,*(J Endod 2024;-:1–7.)
2本目はカタールの先生の論文
Nicolau Syndrome after Endodontic Treatment: A Case Report
Fatima Al-sheeb, BDS,(J Endod 2022;48:269–272.)
どちらもニコラウ症候群という根管治療で使う水酸化カルシウムというお薬を急性期の出血がひどい時に誤ってシリンジで圧をかけすぎて太い血管に到達するまで強引に大量に入れてしまうと重篤な壊死を起こす可能性があるという内容でした。
世界で数ケースしか報告がないかなり稀な事故ですが、内容を見る限りかなり乱暴な治療であったことが予想されます。
おそらく日本ではこの事故の報告はないと思います。
こういう事故が絶対に起きないように当院ではシリンジから直接調薬することはなく、探針でそっと根幹口に僅かに置く程度にしておりますのでご安心ください。