第11回 総義歯ができるまで 〜自費レジン床総義歯作製工程〜
リマウント、咬合調整、形態修正、研磨
重合が終わったら入り口と出口の部分を切って |
咬合器に戻してリマウントします するとピンが少し1mm程度浮き上がっているのが分かりますでしょうか |
これだけ重合収縮にこだわってやっても、変形が出てしまうので 誤差が出てしまいます |
そこで咬合調整をしていきます 総義歯の場合は フルバランスドオクルージョン か リンガライズドオクルージョン を選択する事が多いですね 今回は私の大好きなリンガライズドオクルージョンで仕上げます 上顎口蓋側機能咬頭4、5、6、6、7、(7) 5〜6点を下顎の中心小窩の噛ませる咬合様式です 少ない力で物を噛み切れる総義歯向きの咬合様式です |
浮いたピンが元に戻るまでこの調整を繰り返します さらに側方運動時もバランスがとれるように 調整をします |
調整が終わったら模型から外して |
バリを削りつつ |
形態修正をして |
研磨をします ピカピカにするのは見た目をよくする為ではなく プラーク(雑菌)をつきにくくさせるためです |
上手な総義歯を作る為には20個くらいの大事なポイントがあると いわれていますが、 その一つ一つには全て意味があり 科学的根拠があります |
つづく
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