2013/04/06

ISCT西堀勉強会 Inter-disciplinary Study Club Tokyo

こんにちは さいたま市なると歯科院長の小林成人です

ISCT西堀勉強会に出席してきました

今回は論文抄読で担当は私と自由が丘開業のT先生

1本目 Caries risk and periodontitis in patients with coronary artery disease    2011 JP

Hani T. Fadel Department of Cariology, Institute of Odontology, Sahlgrenska Academy at the University of Gothenburg, Gothenburg, Sweden


2本目 The Association of Tooth Scaling and Decreased Cardiovascular Disease: A Nationwide Population-based Study

Zu-Yin Chen, MD,et al.The American Journal of Medicine (2012)


1本目は冠動脈疾患があると虫歯や歯周病になりやすいかどうかを調べたイエテボリ大学の先生の論文です

結論は冠動脈疾患があると虫歯になるリスクが高くなり、重度の歯周病の方が多かった

というものですが、実験系にやや不備があり、病気があるからなりやすいのか、

入院中だから歯がちゃんと磨けなくてなりやすいのかが断定できないものでした

読むに値しない論文という厳しい意見も出されましたが、結果と臨床実感は一致しており

改めて有病者の口腔ケアは大切だと思いました

本来お口の中にしかいない細菌が冠動脈疾患の患者さんの心臓から検出されたという

論文もあり、歯周病治療をしっかりすると心臓疾患になりにくくなる可能性があります

今後の更なる研究が待たれます









































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