2014/05/18

歯科機材の滅菌について

こんにちは さいたま市なると歯科院長の小林成人です

本日2014年5月18日の読売新聞に以下のような記事が載りました。

当院では、当然患者さんごとに毎回必ずタービン、バーともに

滅菌(細菌、ウイルスを完全に死滅させる強力な消毒)していますのでご安心ください。

未だに使い回している歯科医院が71%もいる事に驚きです。

私の知り合いの歯科医院で7割もいるとはとても思えません。

また、記事や統計は都合がいい部分だけを切り取って報道することが

ありうりますので注意が必要です。

この記事の信憑性に対して気になる点は

・特定の県で行った事(最初の部分)

 もしかしたら都会と田舎ではデータにばらつきがあるかもしれない。

 今回の統計はもしかしたら田舎の県で行って、わざと悪いデータが出やすいようにした可能性がある。

 特定の県を選んだという時点でもうバイアスがかかっている。

 できれば全国で行った統計の方が信頼性は高い。


・回答率の低さについて

 3152施設にアンケートを行って891施設(28%)から回答があった点

 回答率が随分低いので、もしかしたら今回のデータはもっと低いかもしれないし高いのかもしれない。
 一般的には都合の悪い事はいいたくない傾向にあるので、もっと実際は多いのかもしれない。


・3152施設の選択基準

 無作為に選んだのか、どう選んだのかが書かれていない。

 もしおじいちゃん先生が多ければ、当然悪いデータが増えるし

 若い先生が多ければ、いいデータが増える可能性がある。

 今は、滅菌の重要性はしっかり教育しているので、

 若手の先生で器具を使い回しているとは信じがたい。

いずれにしろ、当院ではしっかりと滅菌しておりますので、ご安心ください。


以前のブログもご参照ください

http://narutodental.blogspot.jp/2011/12/q.html







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