2015/09/05

ISCT西堀勉強会 Inter-disciplinary Study Club Tokyo

こんにちは さいたま市なると歯科院長の小林成人です。

ISCT西堀勉強会 Inter-disciplinary Study Club Tokyoに参加してきました。


一昨日に続き今回も私が担当でしたので、発表させて頂きました。

論文抄読は昨年サンフランシスコで行われた

第100回アメリカ歯周病学会(AAP)の記念講演をまとめたものでした。

1本目は

AAP Centennial Commentary
From Normal Scientific Progress to Game Changers: The Impact on Periodontal Clinical Practice
Michael K. McGuire* and Thomas G. Wilson Jr.† 

テキサスの先生方の論文

過去の歯周治療を歴史の流れとともにまとめた論文で、

歯周治療の進化の様子が分かります。




2本目は 

AAP Centennial Commentary: Theme 5
Advances in Periodontal Disease Epidemiology: A Retrospective Commentary*
Panos N. Papapanou† 

ニューヨークのコロンビア大学の先生の論文。

歯周炎の最大の原因は歯周病細菌である事は間違いないが、

世の中には全く歯磨きをしないのに歯周炎や虫歯にならない人間や動物はいる訳で

持っている抵抗力(ホスト)の違いで病気が発症するかどうかが決まるのであろう。

なってしまった歯周炎を治療するには歯磨きは欠かせないが

ならないように予防するには将来はホストを変えるという夢のような事ができるようになるのかもしれない。

スリランカ論文といわれる15年間に渡って、歯磨き習慣がなく、歯科医院に

全く通った事のないスリランカ人のお茶畑の労働者の歯周炎の進行具合を調べた

有名な論文は大変貴重なデータで面白かったです。








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