2016/09/03

ISCT西堀勉強会 Inter-disciplinary Study Club Tokyo

こんにちは さいたま市なると歯科院長の小林成人です。

ISCT西堀勉強会 Inter-disciplinary Study Club Tokyoに参加してきました。



今回は論文抄読。

1本目は 

Effectiveness of Implant Therapy Analyzed in a Swedish Population: Prevalence of Peri-implantitis
J. Derks1, D. Schaller1, J. Håkansson1, J.L. Wennström1, C. Tomasi1, and T. Berglundh

スウェーデン人588人2277本のインプラントを9年間に渡って

予後を追跡調査したところ、45%にインプラント周囲炎がみられたという論文です。

インプラント周囲炎の定義が出血か排膿があってかつ、0.5mm以上のbone lossが

ある事というものなので,通常の基準よりもかなり厳しいですが、

n数が大きく、バイアスの少ない、無作為のメーカーのバイアスも入っていない

貴重な論文でした。




2本目は 


Effect of Long-Term Periodontal Care on Hemoglobin A1c in Type 2 Diabetes
A.T. Merchant1,2, P. Georgantopoulos1,2,3, C.J. Howe4, S.S. Virani5, D.A. Morales2,6, and K.S. Haddock

アメリカの退役軍人医療センターの126805人の2型糖尿病患者を調査し、

歯周治療をすると血糖値(HbA1c)が変化するかを調べた。

結果、僅かながら血糖値の減少がみられたが、

歯周治療をすると糖尿病が良くなるとはいいきれなかった。



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