2019/11/16

ISCT西堀勉強会 Inter-disciplinary Study Club Tokyo

こんにちは さいたま市なると歯科院長の小林成人です。


ISCT西堀勉強会 Inter-disciplinary Study Club Tokyoに参加して来ました。


論文抄読1本目は 

Precision of digital implant models compared to conventional implant models for posterior single implant crowns: A within‐ subject comparison
Sven Mühlemann1* | Elena A. Greter1* | Ji‐Man Park| Christoph H. F. Hämmerle| Daniel S. Thoma1

インプラントの歯型をとる際に従来の方法と

オーラルスキャナという小型カメラでお口の中を撮影して歯型をとる新しい方法とで

再現性を比較した論文です。

ダーツで例えると矢が的の真ん中にどれだけ正確に刺さるかを正確度、

中央から外れたとしても毎回どれだけ同じ位置に刺さるかを再現度と言います。

今回は再現度のみ比較検討しています。

結果は従来の歯型が、3社のオーラルスキャナよりも再現性が高かった。




























2本目は 
Short versus longer implants with osteotome sinus floor elevation for moderately atrophic posterior maxillae: A 1‐year randomized clinical trial

Jun‐Yu Shi1 Yuan Li1 

上顎臼歯部にインプラントを行う際に骨が薄い場合がよくあります。

その際に短いインプラントで対応するのと

ソケットリフトで骨増生して長いインプラントを入れて対応するのとで

1年後どちらの成績がいいのかを調べた論文。

結論はショートでもソケットリフトでも有意差は出なかった。

つまり、わざわざグラフとしなくてもショートでいいのではというものでした。

インプラントの性能がどんどん向上しているので、

昔ほど長いインプラントは必要なくなってきていて

短いインプラントで十分になってきました。

















































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