2011/11/26

ISCT西堀勉強会 根面被覆 root coverage procedure

こんにちは さいたま市なると歯科院長の小林成人です

ISCT勉強会に参加してきました

ケープレ発表者はH部先生

根面被覆(root coverage)の2ケースでした

根面被覆とは歯茎が退縮してしまって根が露出してしまった部位に、

手術でもとの状態に戻すテクニックで、なかなか難易度の高い技術が要求されます

Millerの分類で4段階に分けられますが、今回の2症例はclass1(軽度)でした

難易度によって術式が変わるのですが

1 有茎歯肉移植 pedicle soft tissue graft
・側方移動術 laterally sliding flap
・二重乳頭弁移動術 double papilla flap
・歯冠側移動術 coronally repositioned flap
・半月状移動術 semilunar coronally repositioned flap
2 遊離歯肉移植 free soft tissue graft
・上皮化移植 epithelialized graft
・結合組織移植 subepithelial connective tissue graft
などたくさんの方法があります

1ケース目は歯冠側移動術+上皮化移植を組み合わせた症例 
見事に改善されていて素晴らしいケースでした

2ケース目はroot coverageと隣の部位の歯肉増大術(ridge augmentation)を一回で行ったケースで側方移動術+結合組織移植を組み合わせていました

なかなかいいアイデアで面白かったです
通常なら2回に分けて手術するところですが、この方法ならば1回ですむかもしれません
so nice!



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