第4回 総義歯ができるまで 〜自費レジン床総義歯作製工程〜
下顎作業模型作製 咬合床作製
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下顎の印象も同じように石膏が漏れないように周囲をかこって |
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ボクシングをして、超硬石膏を注意深く注ぎます |
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完全硬化後にはがして |
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外して |
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トリミングをします いい入れ歯の印象は舌側辺縁はS字状のカーブを描いています これは嚥下時に顎舌骨筋が挙上するためにこうなります まっすぐなままだと飲込むたびに浮き上がったり、痛くなったりします 前歯部口腔前庭は二瘤ラクダのように逆Mの字になります これは縦に走行するオトガイ筋が動いたときに、引っかからないようにした為です ここが長すぎるとウーと口をすぼめたときに入れ歯が浮いてしまいます 頬棚は頬筋が横に走行している為、多少長くしても大丈夫な部位ですので 辺縁は外斜線を超えます 下には厚い皮質骨がある事が多いので、メインの圧負担域です という訳で、この模型の中に様々な種と仕掛けがつまっているのです 吸い付く入れ歯ができそうだなという事はこの時点である程度予測できます
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続く
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