2015/11/09

オールセラミッククラウン

こんにちは さいたま市なると歯科院長の小林成人です。

オールセラミッククラウンの症例です。

右下6番 銀歯を白くして欲しくて来院された患者さん。
銀歯は見た目が悪いだけでなく、プラークが付きやすく、歯ブラシで落としにくく、
腐食しやすく、段差もできやすく、接着もあまりしないので取れやすい材料です。
銀をはずして型を取り

模型をおこして

オールセラミッククラウンを作製します。

金属は全く使用していないので、金属アレルギーの心配もありません。

装着しました。綺麗になりましたね。
保険の銀歯と自費のセラミックでは
・削り方が違います。保険は肉眼 自費は顕微鏡で細部をチェックします。
・型取り材が違います。保険は普通の材料 自費は精度が出る高い材料。
・作る技工士さんの熟練度が違います。保険は若手 自費はベテランが作ります。
・適合精度が違います。保険はゆるく自費はぴったり入ります。
・段差が違います。保険は段差があり、自費は段差がありません。
・接着剤が違います。保険はそこそこでとれやすく、自費は強力な接着剤で取れません。
・抗菌作用が違います。保険はプラークが付きやすく落ちにくいです。自費はプラークが着きにくくついてもさっと落ちます。
・腐食具合が違います。保険は腐食変色が起きますが、自費は腐食変色が起きません。
・金属アレルギーの心配度が違います。保険は銀歯なので金属アレルギーをおこす可能性がありますが、自費は金属を使わないのでアレルギーの心配がありません。
保険の材料は国が決めたものしか使えないので安くそこそこです。自費は一番いい材料を使えますので高く長持ちします。皆さんはどちらがいいですか?


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