さいたま市武蔵浦和で歯科医院を開業している、なると歯科院長小林成人のブログです。 総合的な歯科治療(インプラント、審美診療、ダイレクトボンディング、セラミック治療、ブリーチング、ガムピーリング、矯正、歯周外科、小児矯正)を得意としています。 院長が一人で全ての診療を行うため、インプラントはA歯科医院で、矯正はB歯科医院で、根管治療はC歯科医院で、移植はD歯科医院でという事はありません。 全て当院で総合的な治療を行う事ができます。 広く深くをモットーに日々自己研鑽に勤しんでおります。
2016/02/27
2016/02/20
ISCT西堀勉強会 Inter-disciplinary Study Club Tokyo
こんにちは さいたま市なると歯科院長の小林成人です。
ISCT西堀勉強会 Inter-disciplinary Study Club Tokyoに参加してきました。
今回は論文抄読。
1本目は
Conventional caries removal and sealed caries in permanent
teeth: A microbiological evaluation
M. Maltz a,*, S.L. Henz a, E.F. de Oliveira b, J.J. Jardim a
a Faculty of Odontology, Federal University of Rio Grande do Sul, Brazil b Faculty of Odontology, Federal University of Pelotas, Brazil
というブラジルの論文。
虫歯を除去する際に通常通り徹底的に軟化象牙質を除去してから詰め物をするCCR(Complete Caries Removal)グループと、少し何か象牙質を残してダイカルと酸化亜鉛ユージノールセメントで半年仮封してから詰め物をするICR(incomplete Caries Removal)グループで細菌の残り方を調査しています。12〜50才の87人で調査しています。
結果は軟化象牙質を完全に取りきらなくてもシールさえしっかりできていれば、差はないというものでした。
2本目は
M. Maltz a,*, S.L. Henz a, E.F. de Oliveira b, J.J. Jardim a
a Faculty of Odontology, Federal University of Rio Grande do Sul, Brazil b Faculty of Odontology, Federal University of Pelotas, Brazil
というブラジルの論文。
虫歯を除去する際に通常通り徹底的に軟化象牙質を除去してから詰め物をするCCR(Complete Caries Removal)グループと、少し何か象牙質を残してダイカルと酸化亜鉛ユージノールセメントで半年仮封してから詰め物をするICR(incomplete Caries Removal)グループで細菌の残り方を調査しています。12〜50才の87人で調査しています。
結果は軟化象牙質を完全に取りきらなくてもシールさえしっかりできていれば、差はないというものでした。
2本目は
Long-term Survival of Indirect Pulp Treatment Performed
in Primary and Permanent Teeth with Clinically
Diagnosed Deep Carious Lesions
Rene ́ Gruythuysen, DDS, PhD, Guus van Strijp, DDS, PhD, and Min-Kai Wu, MSD, PhD
というオランダの論文。
4〜18才の66人の露髄しそうな深い虫歯を、少し残してグラスアイオノマーセメントで裏層して修復し、3年予後を調査した論文。
乳歯で96%(146週間予後)永久歯で93%(178週間予後)の成功率でした。
従来だと抜髄しないといけないようなケースでも、年齢が若ければ残せる事も多いようです。
Rene ́ Gruythuysen, DDS, PhD, Guus van Strijp, DDS, PhD, and Min-Kai Wu, MSD, PhD
というオランダの論文。
4〜18才の66人の露髄しそうな深い虫歯を、少し残してグラスアイオノマーセメントで裏層して修復し、3年予後を調査した論文。
乳歯で96%(146週間予後)永久歯で93%(178週間予後)の成功率でした。
従来だと抜髄しないといけないようなケースでも、年齢が若ければ残せる事も多いようです。
2016/02/18
2016/02/07
2016/02/06
ISCT西堀勉強会 Inter-disciplinary Study Club Tokyo
こんにちは さいたま市なると歯科院長の小林成人です。
ISCT西堀勉強会 Inter-disciplinary Study Club Tokyoに参加してきました。
今回は論文抄読。
1本目はドイツの論文。
Retrospective Evaluation of Perforation Repairs
in 6 Private Practices
Val erie Pontius, DMD,* Oliver Pontius, DMD, MSD,† Andreas Braun, DMD, PhD,*
Roland Frankenberger, DMD, PhD, FICD, FADM,* and Matthias Johannes Roggendorf, DMD*
6カ国の異なった国で行われたパーフォレーションという歯の根の中に穴が
開いてしまった状態を回復する治療を行った成功率を調べた論文です。
歯内療法専門医がラバーダムをした上で顕微鏡下でパーフォレーションの封鎖を主にMTAセメントを用いて行ったところ成功率は90%でした。
穴の場所や大きさ、穴が開いてからの期間など予後を左右する条件は様々ですが、
安易に抜歯してインプラントをしてはいけないという警鐘を促しているようでした。
2本目はブラジルの論文
Val erie Pontius, DMD,* Oliver Pontius, DMD, MSD,† Andreas Braun, DMD, PhD,*
Roland Frankenberger, DMD, PhD, FICD, FADM,* and Matthias Johannes Roggendorf, DMD*
6カ国の異なった国で行われたパーフォレーションという歯の根の中に穴が
開いてしまった状態を回復する治療を行った成功率を調べた論文です。
歯内療法専門医がラバーダムをした上で顕微鏡下でパーフォレーションの封鎖を主にMTAセメントを用いて行ったところ成功率は90%でした。
穴の場所や大きさ、穴が開いてからの期間など予後を左右する条件は様々ですが、
安易に抜歯してインプラントをしてはいけないという警鐘を促しているようでした。
2本目はブラジルの論文
Comparative analysis of physicochemical properties
of root perforation sealer materials
Maura Cristiane
Gonçales Orçati Dorileo1,
Fábio Luis Miranda
Pedro1, Matheus Coelho
2
Bandeca , Orlando
Aguirre Guedes1, Ricardo Dalla Villa3, Alvaro Henrique Borges1*
パーフォレーションを埋めるMTAセメントの各社の比較検討をした論文。
主成分はどれもポートランドセメントという工業用セメントなのですが、
人体でも使用できるように特殊な改良をした材料で、歯科用MTAはかなり高価な薬剤です。
当院ではこれより更に最新のバイオセラミックを使用しています。
2
Bandeca , Orlando
Aguirre Guedes1, Ricardo Dalla Villa3, Alvaro Henrique Borges1*
パーフォレーションを埋めるMTAセメントの各社の比較検討をした論文。
主成分はどれもポートランドセメントという工業用セメントなのですが、
人体でも使用できるように特殊な改良をした材料で、歯科用MTAはかなり高価な薬剤です。
当院ではこれより更に最新のバイオセラミックを使用しています。
2016/02/04
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