2019/06/05

抜いてインプラントにするしかないといわれたが、残せたシリーズ

こんにちは さいたま市なると歯科院長の小林成人です。

別の歯科医院で下の前歯3本抜いてインプラントにするしかないといわれた

患者さん。

本当に抜くしかないのでしょうか。



レントゲン写真をみてみると、確かに大きな黒い影(根尖病巣)があります。

歯茎も腫れて痛みもあるので、抜歯も選択肢の一つです。

検査してみると真ん中の1本のみが原因であることがわかりました。

そこで、いきなり抜く前に根管治療をしてみることになりました。

結果的に抜歯になるとしても少しでも骨を回復させてから

インプラントにする方が有利です。

治療回数は8回かかりましたが、膿も止まり、症状もなくなり

右の1年後の写真では黒い影もすっかり消えて治りました。

時間をかければ残せることもありますし、もし抜くにしても3本ではなく

1本ですよね。

3本抜かれなくて本当によかったと思います。

自分の歯が同じ状況だったら、絶対にいきなり抜かれたくはないです。

もし思い当たる方がいらっしゃいましたら、抜かれる前にご相談ください。

もちろん、抜かざるを得ない限界点はあります。


0 件のコメント:

コメントを投稿