2012/06/29

小児矯正 咬合斜面板6年後 child orthodontic treatment post 6 years.

こんにちは さいたま市なると歯科院長の小林成人です

子供の部分矯正後、6年経過した症例を見てみましょう

7歳の男の子
右上1番(向かって左側)の反対咬合が気になって来院されました
確かにこれは気になります

上が少し内側にはえてきてしまっています

完全に反対になってしまっているので、このまま様子を見たところで
自然に改善する事はまずありません

一方、下の歯は外側に飛び出てしまっています




そこで、取り外し式の部分矯正装置 咬合斜面板 で噛み合わせを改善します
下顎にはめる装置で取り外し式ですので、授業中、食事中、運動中など
外したい時は外せます
但し、咬む力で歯を動かす装置なので、たくさん咬んでくれないと動きません
あまり咬んでもらえない方は他の固定式装置もありますよ

装置をはめて咬んで頂く事わずか2週間
これだけ動きました
子供のうちは根が短いので動きやすいです
大人になってからの矯正ではこんなに早く動きません

上の歯はだいぶ前に動きました
この間、わずか2週間です
これで矯正は終了 
あとは自然に任せて永久歯が生えそろうのを待ちます







そして6年後
永久歯がはえそろいました
どうですか 奇麗に並んでいます
リセッション(歯肉退縮)をおこしていた右下1番も内側に入った為、クリーピングして
改善しています

右側も

左側もAngle classⅠで奇麗に並んでいます

私が行ったのは1本だけの部分矯正のみです

ブラケットを付けた全額矯正はしていません
私は常に最低限の費用、最低限の介入で最大限の効果を発揮できるよう
治療計画を考えています
この子がもしこの部分矯正をしていなかったら、今頃どうなっていたでしょうか
今から矯正を行うとおそらく治療時間ももっとかかりますし、治療装置も大きくなっていたでしょう
費用も何倍もかかってしまいます
本当にやっておいてよかったと思いませんか

歯並びでお困りのお子さんがいましたら一度ご相談ください

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