2019/05/16

歯根端手術

こんにちは さいたま市なると歯科院長の小林成人です。

歯根端手術の治療例です。


右上1番(向かって左側中央)の歯に痛みがあって来院されました。
一見なんともないように見えますが、レントゲン写真を撮ってみると
根尖病巣があり、細菌感染していました。
3本繋がったブリッジが入っているため、
患者さんと相談の上、ブリッジは外さずに手術することにしました。



歯茎を少し切開して、感染している歯根の先端にアクセスし、
細菌の塊(嚢胞)を除去して、ばい菌が入ってこないように
MTAセメントでしっかり蓋をします。


縫合して終了です。




















手術直後のレントゲン写真。
黒い丸い影がありますが、


1年後、綺麗に影が消えました。
症状も収まり、一安心です。
当院では歯根端手術は顕微鏡を用いて精密に行なっています。
保険診療でできます。

治療回数
1回目 診査診断、治療方法の相談
2回目 手術(約1時間)
3回目 抜糸(5分)

通常3回で終えることができます。
歯が割れている時、ヒビが入っているときはこの手術をしても治りません。

ブリッジを外して根管治療後、ブリッジを新しくすると10回位かかるので
手術の方が治療回数は短いです。

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