2019/05/17

自家歯牙移植

こんにちは さいたま市なると歯科院長の小林成人です。

自家歯牙移植の治療例です。


奥歯が痛いということで、被せ物を外してみると、歯根破折を起こしていました。
残念ながら、歯根が割れてしまうと残すことができませんので、抜歯することになりました。


ただし、ちょうど使われていない大きさの合う親知らずが余っていましたので、
こちらを移植することにしました。


歯根破折を起こした抜去歯。膿の袋(嚢胞)もあります。
嚢胞をしっかり掻爬して、親知らずをはめ込んで、


ワイヤーと接着剤で固定します。
このまま数ヶ月、くっつくのを待ちつつ、根管治療をして


根管治療の時に開けた穴をふさいだら終了です。
通常は被せるのですが、患者さんの希望で被せずに終了してあります。

親知らずを使った移植は保険適応です。
大きさが大体同じでないと移植はできません。
大きな木を小さな植木鉢に入れることができないのと一緒です。

抜歯する際は、移植できる歯がないかを調べてみるといいと思います。



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