2019/05/18

小児部分矯正 咬合斜面板

こんにちは さいたま市なると歯科院長の小林成人です。

子供の部分矯正の治療例です。


7歳のお子さんの前歯が反対咬合になってしまいました。
何もしないで治る可能性は低いです。
いくつか方法がありますが、今回は取り外し式の矯正装置
咬合斜面板で治療することになりました。


歯型を取ってから上のような装置を作製し
















下顎に装着します。
噛む力で歯を前に出しますので、噛まなければ歯は動きません。
噛む力は軽くていいので、痛みはほとんどありません。
弱く長い力が動きやすいです。
食事中以外の日中にできるだけはめてもらいます。



うまくいくと数週間で、このように歯が動きます。
1本だけの部分矯正です。


10年後、後戻りもなくいい歯並びをキープできています。
今回は子供のうちにすぐ部分矯正をしておいてよかったパターンです。
矯正の開始時期は様々ですので、すぐ始めた方がいい場合もあれば
様子をみた方がいい場合もあり、状態によります。
すぐ始めてはいけないパターンもあります。

骨格的な遺伝性の反対咬合だと一旦元に戻っても、
下顎の成長に伴ってまた、反対咬合になることもあるので
注意が必要です。

保険外診療となっております。


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