こんにちは さいたま市なると歯科院長の小林成人です
以前の保険の銀歯の作り方に続きまして、オールセラミッククラウンの製作過程を見てみましょう
オールセラミックにも色々な種類があるのですが、
今回はEmaxというスイスのIvoclar Vivadent社の製品をご紹介します
従来のメタルボンドセラミックスの強度は約100MPaしかなく、
歯(エナメル質)の350MPaに比べると強度が弱く奥歯で使用すると欠けてくることがありました
Emaxは2ケイ酸リチウムという特殊なセラミックを使用する事により何と400MPaも強度が出ます
奥歯のブリッジ以外ではまず割れる事はないといわれていて、当院でもまだ割れた経験はありません
特に単冠の場合、第一選択にしています
以前の保険の銀歯の作り方に続きまして、オールセラミッククラウンの製作過程を見てみましょう
オールセラミックにも色々な種類があるのですが、
今回はEmaxというスイスのIvoclar Vivadent社の製品をご紹介します
従来のメタルボンドセラミックスの強度は約100MPaしかなく、
歯(エナメル質)の350MPaに比べると強度が弱く奥歯で使用すると欠けてくることがありました
Emaxは2ケイ酸リチウムという特殊なセラミックを使用する事により何と400MPaも強度が出ます
奥歯のブリッジ以外ではまず割れる事はないといわれていて、当院でもまだ割れた経験はありません
特に単冠の場合、第一選択にしています
右下5番 銀歯を白くして欲しくて来院されました |
形成、仮歯を装着して後日、型取り 2重圧排法で印象 |
精度の高いシリコーン印象材 歯肉縁下まで奇麗にとれています |
超硬石膏を注いで、硬化後模型分割 |
咬合器にマウントして |
鑞を盛って歯の形に彫刻します この工程をワックスアップといいます |
細かい溝も再現しています これはまだ歯ではないので色は関係ないですよ |
それを取り出してスプルー線をたててセラミックを流し込む道を作ります |
蓋をして |
炉に入れて暖めます |
約800℃でセラミックのインゴットを溶かして流しこみます 金属の手作業と違って機械が全自動で行うので テクニカルエラーが起きにくく、安定した製品ができます |
流し込み中 |
終わったら冷却して取り出します |
1種類のセラミックで鋳込んであるので、この段階では細かい色が再現できていません |
そこで、お皿に絵を描くような感じで、少しずつ色を付けて本物に近づけていきます マイセンのお皿を作るのとほぼ同じで まさに職人技 |
溝に茶色を着色して本物っぽく立体感を出します |
下にいくほど濃い色にして自然観を再現します 最後に焼成して完成 |
ぐっとよくなりました |
オールセラミックは金属を使用していないため透明感があり自然な発色です |
コンタクト以外は無調整 適合精度も大変高いです |
自然な仕上がりで、とても奇麗に入りました 強度も高く、透明感があって、色もよく 素晴らしい材料です 自費診療となっております |
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