2012/02/14

Q&A 質問コーナー No7 痛くないのに歯医者さんに言ってもいいのですか?

こんにちは さいたま市なると歯科院長の小林成人です

今回の質問は


痛くないのに歯医者さんにいってもいいのですか?
歯が痛くなってからでないと歯医者に入っては行けないものだと思っている方が
結構いらっしゃるようです
そんなことはありませんよ
もちろん、痛くなったり、詰め物が取れたり、腫れたりしてから
来られる患者さんもいますが、
痛くなってから歯科医院に行く時代はもう終わろうとしています
悪くなってから歯科医院に行くのではなく、悪くなる前に
予防にいくところになりつつあります


歯が悪くなる原因は主に3つ

1 虫歯 歯に穴があく病気
2 歯周病 歯茎や骨が溶けてしまう病気
3 破折 強い力がかかりすぎて、歯が割れてしまう病気
このうち1の虫歯と2の歯周病は定期的な歯垢と歯石のお掃除でかなり防げます
歯垢とは、ばい菌のかたまりの事で毎日毎日増殖して歯の表面に付着するので、
歯磨きで落とすことができます
ただ磨きにくい部位に残ってしまうとやがて歯石になってしまい
歯ブラシでは落とせなくなります 
この状態が続くと虫歯や歯周病が悪化してしまいます
目に見えるレベルの虫歯の穴が自然に塞がる事はありませんし、
一度溶けた骨が自然に再生する事はありません
一度悪くなってしまいますと、悪化する一方ですので、
がんばって治療しても悪くならないように現状維持することで精一杯となってしまいます

ところが定期的にたまってしまった歯垢と歯石を隅々までお掃除して
フッ素コーティングする事でかなり虫歯と歯周病を防げます
当院にて定期的にメンテナンスされている患者さんの多くは、
新しく虫歯ができる事はほとんどありませんし、歯周病も悪化せず現状維持できています
悪くなってから治療すると通院期間も長くなるし、治療費もかかりますし、
自分の歯や骨がどんどんなくなってしまいます
悪くなる前に、定期的に予防すれば、通院期間は短いし、
トータルの医療費も結局安くあがり、自分の歯や骨は健康的な状態を保てます 
国民の総医療費も抑える事ができて、いい事尽くめです
つまり歯は悪くなる前にきて頂きたいのです
悪くなってからではある意味もう遅いのです
検診すると、小さい虫歯を見つけられて削られてしまうと思っているかもしれませんが、
当院では小さい虫歯は削りません 
定期的にお掃除をして、進行止めを塗っておけば、かなりの確率で進行を抑えられます

では定期的とはどのくらいの頻度なのでしょうか
それは患者さんによります
通常は大人は6ヶ月おき、子供は4ヶ月おきを推奨していますが
なりにくい方は1年おきでいいと思いますし、なりやすい方は3ヶ月おき、
凄くなりやすい方は1ヶ月おきになります 
予防で日本から虫歯や歯周病が激減するよう、
これからも定期検診を推奨、実践していきます

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