2012/02/17

自家歯牙移植 tooth plantation

こんにちは さいたま市なると歯科院長の小林成人です

今回のオペは自家歯牙移植のケース

抜歯せざるを得ないときに、大体大きさの合った親知らずがあれば

それを移植する事ができます

但し、親知らずが虫歯になっていたり、根が2つ3つに分かれていて開いていたり、

湾曲していたりして複雑な形をしているとできません

1根でまっすぐな根が理想的です

私にとって欠損補綴の第一選択は移植です 
第二がインプラント 
第三がブリッジ 
第四が義歯です

奥から2番目の歯が大きな虫歯で抜歯せざるを得ません
幸いその隣に状態のいい親知らずが余っています
(矯正で動かせる時は矯正するのですが、今回の場合は智歯が挺出していて
対合とロックしていた為、矯正はできませんでした)

これなら移植できそうです

虫歯の歯を抜いたところ バラバラでした

それから親知らずを抜きます
1根で虫歯もなく歯根膜の状態もいいです

穴の形を調整して手前に植え直します
そのままだと取れてきてしまうので
ワイヤーと接着剤で固定します(ギプスみたいなもの)

上手い具合に植え直しできました
下の歯と咬まないように高さは落としてあります
治療時間 40分

1週間後
大きな腫れや痛みもなく傷の治りもいいですね
あたかも最初からこの位置にあったようです
1ヶ月ほどしたら根管治療、更にもう少し固まった後、被せていきます

0 件のコメント:

コメントを投稿